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  • 執筆者の写真Billy Ohsaki

【DX集中連載⑨】DX人材の年収 - How much you can earn as a DX talent?



【現在のDX人材年収イメージ】


早速ですが、現時点でオンラインで確認できた求人情報の概要です。 ( 2020年6月時点、単一求人サイト上で確認、当社調べ ) 募集年収

  • 300万円〜500万円:1098件

  • 500万円〜700万円:1509件

  • 700万円〜900万円:453件

  • 900万円以上:231件


雇用形態

  • 正社員:1215件

  • 新卒:161件

  • 契約社員:44件

  • インターン:11件

  • アルバイト・パート:8件


ご覧の様に、3分の2の求人が年収500万円以上、ほとんどが正社員雇用です。



クラウドアーキテクト、システムエンジニア、Web管理者など、 実際にITなどに触れながら管理したり、DXに必要なシステム構築など、モノづくり系の仕事をしていくポジションが、主に年収500万円〜900万円の範囲でした。



募集年収が900万を超えているのは、プロジェクトマネジャーなど、チームを統括して変革を推進していく役割の社員です。



【これは何を意味しているのでしょう?】


DX人材により強く求められるのは、プログラミング等のモノづくり=効率化・自動化の具現化部分よりも、


『組織を変革する事や、新しい価値を組織にもたらす事で、より大きな成長を実現する』


DX後の組織の有り様の青写真を描く事や、実現に向けた組織横断/部門特化の人材として、強力に前に推し進める役割を担う

=DXの設計・推進部分なのです。


職種は様々で、事業会社のデジタル化推進室の担当者/リーダーから、コンサルティング会社のコンサルタント〜マネージャークラスまであります。



実情として、プログラミング経験無し〜少ない方も、とても多く活躍されています。



なお海外(欧米や一部のアジア諸国)では、


デジタル化を分析していくアナリスト(新入社員〜3年目くらいのレベル)でも、


年収7万ドル(約750万円)も多くあります。



日本の現場には、まだまだ伸びしろがあります。



【正社員募集の割合が圧倒的に多い理由】


これまでの連載でもご紹介した様に、DXは一度やって終わりではありません。


現在の組織の課題をデジタルで解決すれば、また別の課題(ボトルネック)が組織の中で見つかり、そこを新しいデジタルの力も借りて解決していく。


DXというのは、組織の継続的に変化させていく事そのものです。


その為には、外部から短期間雇い、期間が終わったら契約終了となる契約社員や、割高な業務委託でなく、


デジタル人材としてきちんと組織に定着して、末永く貢献してもらう事が、最適な人事戦略である。


正社員募集が多いのは、この事に気づいている企業が多い事を証明しています。



【DX人材になる事で得られるキャリアの広がりとは】


余談となりますが、皆さんもスマートフォンで様々なアプリを使っていると思います。


こんなアプリがあればいいな、と感じたことはありますか?

ないものは、自分で作ってしまう、それを世に送り出してしまう、収入を生活費の一部としてしまう。


そんな暮らし方も良いですよね。



Apple社が毎年開催している技術者向けのイベント、

Worldwide Developers Conference (“WWDC”)で、こんな発表がありました。


2008年〜2018年までの10年間で、

Appleが開発者に支払った金額は累計で11兆円を超えた。

登録アプリ数は2017年1月時点で220万本。


11兆円を220万本のアプリ数で割ると、

1アプリ当たりの収入は、約500万円となります。


アプリ開発者の中には、企業向けにオリジナルで製作した業務アプリケーションにヒントを得て、それを一般化、多くの企業や個人に利用されて大成功した事例が、多く存在します。


中には、大ヒットしたアプリを、企業に数千万円〜数億円で売却する。

そんな夢のような話も、現実に存在しています。



DXを進める中で、組織のニーズや課題に真剣に取り組む事は、様々なアプリ開発のヒントを得る事や、初期ユーザーの気持ちを掴む事につながります。


将来、自分自身やチームでアプリを開発できてしまうと、それも収入源の1つになります。

(もちろん機密保持契約は存在しますから、全く同じものは作れません)



さらに言えば、現在、プログラミングを習得していなくても、アプリを作る事のできる技術が、世界中で開発されています。



日本でも某自治体の1担当者が、給付金の情報を住民が確認できるアプリケーションを、短期間で作った事例が報道されています。


この担当者の方は、プログラミングフリーのツールを使っていました。


しかし、そのアプリケーションの産んだ価値は、大手SIerが何億円もかけて作ったシステムに勝ったのです。



DX人材はプログラミングが出来なくても、組織に何億円相当もの付加価値を提供できる、課題解決型アプリケーションを創る事ができるのです。



【DX人材になる=稼ぎ方の可能性や選択肢を増やす】


DX人材になるという事で得られるモノは、



正社員として就職する事による安定性だけや、


就職時の高年収だけでなく、


『生涯賃金』を増やせる、より多くの選択肢や可能性を得る事、


とも言い換えられます。


 

RISEbyStudy™では2020年7月よりDX中核人材の育成と就職支援に取り組んでいます。

DX中核人材育成プログラム - RISEbyStudy™forDX  の詳細は下記リンク先をご覧ください。

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